【国道日本一】2017/09/22【渋峠】

道の駅北信州やまのうちにて起床。
昨日登れなかった渋峠アタック。
朝5:30スタート。


角間渓谷を渡り、渋温泉街を眺めながら、低速でシコシコ漕ぐ。







途中何度も足をつきながら少しずつ前へ。




GIANT?


 

心折設計の証


 

いくつもの池を見ながら



 

まだまだ登るよどこまでも







 

スキー場かな


 

恐らく除雪ステーション



 

もしやあそこがゴール?



 




 



やがて横手山と白根山が見えてくる。
山の間からガスが流れ込んでくる。
恐らくそこが渋峠だろう。
なぜ今日に限って南風なのか・・・。
激坂+向かい風の凶悪コンボ。

もしかして谷間になっている峠は、風の通り道になっているんじゃあ・・・。

嫌な予感が的中。



群馬県側に開ける横手山ドライブインから強烈な風が吹き付ける。



とてもじゃないが漕いで前に進めない。
悪戦苦闘していると、挙動不審な車がいきなりバック。
中途半端な位置で路駐したと思ったら、助手席から人が。
なんと乗鞍畳平でお会いした藤沢夫妻とばったり。

今回は車で渋峠の下見に来たそうな。
あっちのてっぺんとこっちのてっぺんで出くわすなんて、なんという奇跡。

有難いことに横手山ドライブインにてランチをご馳走になってしまいました。
お話の中で、滋賀の草津に今度移住するということを、ここ志賀高原と降りたところにある草津温泉がごっちゃになり、一瞬アンジャッシュ状態になったり(笑)
豪勢なお昼を頂いたお影で、最後の激坂&極悪向かい風にも打ち勝ち、ゴール!
標識前で一緒に写真を撮らせてもらいました。
ありがとうございました!


お二方とお別れしたあと、国道最高地点到達証明書と渋峠ステッカーを手に入れに建物の中へ。


ステッカーをよく見ると、2152m。
20m足りない。
どういうことなの。
入り口にいた人に聞いたら、もう500mほど行かないと本当の最高峰はないらしい。
なんだとー(´;ω;`)

ということで、ここから本当のラストスパート。
そして・・・


やったどー!!


国道最高地点登破~!
高ボッチで貰ったカボチャと一緒に登ってやりました!


本来であれば見晴らしが最高なようですが、もうガスガスのガッスガス。


すがすがしいまでに白の世界。


じっとしていても体温を奪われるので、着込んで猛烈ダウンヒル開始。


と思いきや、最初の方は意外ときついアップダウン。
終わった脚にこれは拷問や・・・。




漸く最後の上りも終わり、下り一辺倒開始。
途中、先行する車に追いつき、期せずして煽るような形で後ろについてしまったが、ナンバーをよく見ると

尾 張 小 牧

急いで車間距離を開けました。

そのまま下っていくと、硫黄のにおいが強烈な場所を通過。





さらに下って草津温泉へ。



セブンイレブンで一息入れて、道の駅草津の方を通る国道292号線へ。
道の駅まで急坂があり、面喰うもあとは下り。

ゴリゴリ進んで吾妻川沿いへ出る。



八ッ場ダム建設現場と思われるところを脇目に、新しめの道を行く。




以上に広いトンネルをいくつも潜り、岩島駅にて国道に合流。



さらに吾妻渓谷を下ると、見覚えのある道へ。



左手に岩櫃山、右手に榛名山から降りてくる道。


そう、2年前旅を始めて一か月ちょっと、榛名山を登った時に降りてきたところだ。
懐かしさに浸りながら、沼田・渋川方面へ進む。

暗くなる前に渓谷は抜けたいと思いながら先を急ぐ。
なんとか日没までに渋川市街地まで出たが、今度が雨が降ってきた。
地図を見ると、これも2年前、榛名山にて星景写真を撮っている横で銀河写真を撮られていた中村まんじゅう屋さんの御主人のお店が近くにあった。
ちょっと挨拶をと寄ると、温かいお茶とお店の酒まんじゅう(焼きver.)を振舞ってくださった。
この雨の暗闇の中、なんとありがたいことか。
ここと向かいのセブンイレブンで雨脚が弱まるのを待ち、再出発。

利根川を渡り前橋市へ、さらに伊勢崎市と進む。
今日の目的にもう少しというところで、大雨に降られる。
道中二台ほど、車の中からがんばれーと声援を頂く。
ひぃひぃ言いながら辿り着いた先は、太田市の金山城で声を掛けてくださった入江兄さんのジム。
もう既に夜の11時を回っていましたが、兄さんとお仲間が熱く出迎えてくださいました。
群馬県民の優しさに、雨と涙に濡れる夜。

走行時間:8:24:06
走行距離:142.28km
平均時速:16.9km/h