【6城目・箕輪城】2015/10/14(25日目)【そして榛名山】

おはようございます。
昨日は市内のネットカフェからナイトランをして、箕輪城跡の駐車場トレイ裏にて野営。

お城に着くまで結構な坂を登らされたのでちょっと疲れました。
高崎市街の夜景と夜空と朝焼けと

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さすが、戦国のお城の立地は嫌らしいですな!
朝テントを畳み、早速100名城の一つ、箕輪城跡へ。
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ここ箕輪城は、上州の黄斑と言われる智勇兼備の武将・長野業正の所領でした。
【山内上杉家臣。主家滅亡後も居城・箕輪城を守り、武田信玄の侵攻を6度に渡って撃退した。「業正がいる限り、上州には手は出せぬ」と信玄を嘆かせた智将。(信長の野望・革新 より)】

武田信玄北条氏康長尾景虎(のちの上杉謙信)と、勢力に挟まれながら、上州の地に独立していたという凄い戦国大名です。
実際に武田信玄が数回に及び侵攻を企てましたが、いずれも撃退しています。
しかし寄る年波には勝てず、
「私が死んだ後、一里塚と変わらないような墓を作れ。我が法要は無用。敵の首を墓前に一つでも多く供えよ。敵に降伏してはならない。運が尽きたなら潔く討死せよ。それこそが私への孝養、これに過ぎたるものはない」
という凄まじい遺言を残して、戦国の世を去ります。
業正没後、徐々に武田家の調略や侵略が進行していき、長野氏と居城は孤立。
しかし武田軍から防衛すること2年にも及び、嫡男の業盛は父の遺言通り、城を枕に壮絶な最期を遂げたといわれます。
享年19歳。

その時の長野家家臣には、後に剣聖と呼ばれる新陰流の祖・上泉信綱が居ました。
【剣術家。はじめ長野家に仕える。主家滅亡後は、一時武田信玄に仕えるが、間もなく武芸修業のため浪人し、新陰流を創始した。門弟には柳生宗厳などがいる。(信長の野望・革新 より)】


主君を失ったあとは浪人となり、剣術指南の全国行脚を始めたと言われます。
旅の途中で得た弟子には、柳生宗厳(柳生新陰流始祖)、丸目長恵(タイ捨流始祖)、剣豪将軍足利義輝(室町13代将軍)などなど。
現在使われている竹刀の原型、ひきはだ竹刀の開発者でもあります。
それまで剣術の稽古には主に木刀が使われており、大怪我や死亡などが多数発生していましたが、ひきはだ竹刀の登場により事故率は相当減ったと言われています。

現代の創作物に、上泉信綱の弟子・疋田文五郎を主役とした「剣の舞」という漫画が出ています。
作者は「寄生獣」で知られる岩明均。

因みに「剣の舞」と同編されている「雪の峠」は、秋田に左遷された佐竹藩が、徳川家康を騙くらかして、今の100名城である久保田城を建設するお話です。
両方お勧めなので、興味のある方は是非ともご一読ください。

話をお城に戻して、御前曲輪(城内トイレはバイオトイレ。水道がひけないので画期的)
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ここお城には立派な石垣は残っていませんが、大きな空堀の底を歩くことが出来ます。
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こんなとこから攻めたら、四方八方から矢が飛んできそうですね。

お堀の底できのこ群発見。
食べれるのかな?
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さらにお堀の底を進んで三の丸跡周辺へ登る
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一旦降りて、お城を南北に裂いている大堀切という大きなお堀の中へ
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ふぅ、縄張り広くて北側の曲輪をいくつか見られなかったけど満足♪
さて、スタンプは・・・
えー、役所受付?お城の南?
昨日近くを通ったんですけど・・・。
けどきっと時間外だったから押せなかったよね。

ということで、スタンプゲットの為に来た坂降ります。
南の箕郷支所はまだ朝早かったのですが、事情を話したら掃除のおばちゃんが裏から入れてくれました、感謝!
この後、日本三大うどんの一つと言われる水沢うどんを食べに行くために、来た道を再び登ります。
上り坂の途中に豚舎があったため、くっさい空間で激しい呼吸。
うおー、くせー(´;ω;`)

お城を過ぎて、まだ登る。
セブンで休憩して、まだ登る。

うおおおおこんなに登るのかああああ!
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道中余裕がなかったので撮れなかったのですが、ラブホとか「性の美術館」みたいなところがめっちゃあり、この先に本当にうどん屋があるんだろうかと、すごく心配になってくる町並みでした(笑)

不安と疲労が募るなか、なんとか到着!
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実食!(お茶と一緒にまんじゅうが出てくるのでちょっとうれしい)
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腰が強い!
つゆは醤油ダシ。
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ごっちゃんっした~。
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同施設の売店には色々売ってました。
稲庭うどんと違って生めん販売なんだなぁ。
揚げうどんなんかも売ってました。
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さて、食べ終えて現在地を調べると、ここは既に榛名山中腹の模様(;’∀’)
このまま降りるには勿体ないような気がしてきました。
ここまで来たからにはもう登るっきゃない!
半分自棄で登坂にかかります。

万葉亭より進んで程なく水澤観世音菩薩あり。
なむなむ(間違って柏手打ってしまった)。
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お参りも済んでレッツゴー。

さらに登ると赤城山その他が見渡せるように。
とても良い景色♪
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さらに登って伊香保温泉街へ。
お店のお姉さんに河鹿橋と温泉を紹介されたので行ってみました。
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河鹿橋は紅葉もうちょっとかなー。
温泉は時間と予算がないので今回はごめんやっしゃ!

しかし頂上までまだまだあるんか(;´・ω・)
ひぃ~!

漕げば暑いけど止まるとすぐに体温が持って行かれます。
空腹と少し寒気がしてきたので、ウィダー&リポD!
差し入れのお陰で軽く命拾いしました(笑)
前橋鳥取のセブン店長ありがとうございます!
標高1000mを越え、下にさっきまでいた伊香保温泉郷が見える。

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ラストスパート!
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そして!
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よっしゃー!のぼったー!
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早く汗だくシャツから着替えなきゃ。
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どうみても着替えの風景です。本当にありがとうございました。

ゆっくり風景も撮りたいのですが、暗くなる&寒くなる前に寝床&お星様観察場所を物色。
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目星をつけていそいそと準備していると、まさかの天体撮影のお仲間が!
渋川市内から来たというおとうさん。
なにやらでっかい天体望遠鏡ちっくなものを・・・。
すげぇ機材(・□・;)

各々撮影にまわり、私はこの後場所を変え撮影&野宿。

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あー!寒い!早く寝袋入らんと!
おやすみなさーい!

走行時間:4:32:55
走行距離:44.58km
平均速度:9.8km/h

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