【岩出山城】2015/09/23（4日目）【瑞巌寺】 | 自転車で「日本一周100名城」

宮城県大崎市のあ・ら・伊達な道の駅にて起床。
宮崎県（みやぎじゃないよ）から、大雨被害のあったここ、大崎へボランティアしにきていた方と遭遇。

なんでもここ五年間、被災地ボランティアを続けてきたとのこと。
ひぇあ(ﾟДﾟ;)

さらに三陸で震災ボランティアをしたあと、そのまま北海道へ赴きバイトをしながら旅行するのだそうな。
御年65。
実にタフガイでござる。

そこで北海道の歩き方的なものを教わり、別れ際にはまた差し入れを貰ってしまいました。
ありがたや～。

（やはりリンゴが多いなｗ）

さて、本日は仙台方面へ向かうのですが、その前に岩出山城跡が道中近くにあるので行ってみます。

・・・予想はしていましたが、ガチ山城でした。
傾斜がヤバい(-∀-;)
（クリックすると高解像度でご覧いただけます。）

途中、アオダイショウが日向ぼっこをしていました(笑)

車に轢かれるといけないので脇へ誘導すると、鯉の滝登りならぬ「蛇の垣登り」を披露してくれました。

石垣を登る前に、その下の側溝も渡らなければいけなかったのですが、見事に体を浮かせて渡ってました。
なんだか珍しいものを見た気がする。

珍しいといえばこの公園、やたらとリスがいます。

行きと帰りに計３回以上は見かけました。
可愛い(´∀`艸)♡

見晴らしもGOOD♪

反対側の曲輪には、政宗立像がありました。

意外となかなかに巨大(笑)

ここ岩出山城は、当時山形の米沢から秀吉の命令で引っ越しせざるを得なくなった伊達政宗が、徳川家康からの助言で移り住んだ場所だそうです。
生まれ故郷を奪われ、時代が移り仙台へ城を築くまでの大事な拠点であったわけですが、見るからに急峻で、「やまじろっ！」って感じでした。
お城だった縄張りには現在、小学校・中学校・高校がそれぞれ建てられており、現地の学生の足腰を鍛えるのに一役買っているそうな、いないそうな。
中学校は特に石垣が厳めしく、砦のようでした(笑)

一通り回り、お城を後にしようとしましたが、坂が急なのですごい緊張しました。
握力が・・・(´；Д；`)

無事降りきり、再び仙台方面へ。

途中、気になるものを発見。

めっちゃ気になる・・・けど先を急ぎます。

地図を調べたところ、４号線近くに先日の大雨で決壊した場所が近いことが判明。
すこし脇へ逸れます。

渋井川

堤防修復中でしょうか？

氾濫水の汲み取りポンプ。

あと家の先々で、水に浸かった家財道具やらたくさん置かれてました。
そんな中、田んぼは見た感じ泥に浸かった部分より黄金色に輝くところが多く見受けられました。
現地の社会福祉協議会のHPをみると、当地区は２１日付けで概ねボランティア活動の募集を終了したとのこと。
ただ朝に会った宮城のタフガイおじさんは、別の地域（大和地区？）を紹介されバイクで駆けつけると言っていました。
鬼怒川も然り、まだまだ終息には時間がかかりそうです。

さてここ大崎市古川地区から、松島・瑞巌寺までの道のりをGoogle先生に聞くと、大郷町を縦断しろとのこと。

のどか～(笑)

のんびり漕いでたら、ルートから大分逸れていました(-ω-;)

東北新幹線見えるからこの道で大丈夫だろうなんて思っているからこうなる。
そのあとなんとか大きな道にでました(;’∀’)

なぞの物件。なんの建物だろう。

若干迷いましたが、松島とうちゃく～！

さっそく瑞巌寺へ赴きます。
入館料７００円を払って、いざ拝観～。
が、本堂改修中のため、入場できないですと！？
残念無念・・・と思いきや、代わりに開山４００年にして初めて公開している箇所があるとのこと。
なんでも庫裡（くり）と呼ばれるところらしいですが、早速順路に沿って行ってみましょう。

そして本堂の代わりの仮本堂へ続きます。

そういえば、途中お見かけした警備員さんが、お寺のあれこれや震災当時のことを語って下さいました。

2011年3月、ここ松島も津波に襲われましたが、他の地域と違い、じわじわと水位が上がってきたそうです。
その為、比較的安全に現地の人々は避難できましたが、当然インフラ等などは機能停止。
孤立状態に陥りました。
当時、瑞巌寺へ避難してきた方々が300人ほど居られたそう。
まだ3月の寒い時期、それらの人々を住職さんが中に入れた上で、おにぎりを全員に振る舞われたそうです。
ただ、食べたら出るのが自然の理。
そこでどうしたかというと、当山門下のお坊さんが、極寒のなか敷地内にある池から水をくみ、桶で昼夜水を流し、下水代わりにしたそうです。
警備員の方が、冷たくないか辛くないか訪ねたらしいのですが、全く苦にならないとおっしゃって、皆きびきびとお勤めされていたそうです。
うーん、感服。。。