日の下、青に映える景色もまた素晴らしく、また来たいと思う展望台でした。
もちろん自転車以外で。
ここから本日はまず、同じ大島でも反対の伯方島側にある村上水軍博物館に向かいます。
こちらは、松山でお世話になった村上さんお薦めのスポット。
元々ここ大島の出身で、「しまなみに来たら、ここの潮の流れを体験せにゃあ」とのこと。
その潮の流れが舟の上で味わえる「村上水軍潮流体験」。
わざわざ一番潮の流れがキツイ時間帯までメモしてくださるという優しさ。
(酔わなきゃいいなぁ。)
良く見たら昨日は定休日だったらしく、三津浜からゆっくり出発して逆に助かったようです(笑)
船は朝9時から一時間ごとに随時出航。
メモによると、この日の見ごろは9:46。
到着が9時過ぎだったので、10時の船に乗りました。
多分9時・10時の2便がこの日の当たりのはず。
ということで、いざ出発~!
右手に伯方島、左手に大島(だった気がする)を見ながら、穏やかな水面を滑るように進んでいきます。
・・・が。
え、やば・・・(;´Д`)
なにこれ・・・。
川・・・!?
まるで大雨が降った後の河川敷に行った時のように、ザーッというような音が。
波がないのに、海面の差が50cm以上にも見えます。
ここは村上一族が一つ、能島村上氏の居城だった能島城跡の近く。
ちょうど伯方島と大島の中間に位置した小島に浮かぶ能島水軍の本拠地です。
こんな急流の中に拠点を作って、不便じゃなかったのだろうか。
ここからさらに前進して、伯方大島大橋の下まで。
ここからUターンして、能島水軍城の前を通り、博物館まで戻りました。
昔はこんなところを風力・人力で渡ってたのかと思うと、ゾッとします。
松山の村上さんによると、ここ最近でも渦潮に船が巻き込まれるとか。。。
そりゃ戦国時代まで、村上一族の独占企業になるわなぁ。
聞いた話、松山市民からしたら東予の人々は相当荒っぽいらしい。
やっぱ村上海賊の血を継いでいるんだろうか。
けど方言を聞く限り、語尾が時々「にゃあ」になるっぽい。
かわいい。
俯瞰写真を見ると、潮の流れが一目瞭然。
穏やかに見える海面の中にも、浮潮や渦潮、島と島の間の急流など、船が通るにはかなり危険な場所となっています。
村上水軍は大きく三つ、能島・来島・因島に分かれ、大元を辿ると信濃村上氏の流れになるそうです。
信濃村上氏として著名なのは、大河ドラマ「風林火山」で永島敏行演じる「村上義清」。
武田信玄を大いに苦しめた名将でした。
そんな戦国時代、能島村上の総大将は「村上武吉」。
毛利氏一世一代の戦い「厳島の合戦」や、信長に一度は完勝したものの二度目は鉄甲船の前に為す術がなかったと言われる「木津川口の合戦」に深く関与。
所謂「戦国海戦のターニングポインター」であったと言い伝えられています。
そんな彼の最後の戦場は、先日カイエンドーさんと一緒にライディングした興居島だったそうな。
へぇ~(・д・`*)
この村上水軍のエピソードを取り扱った小説がこちら(自分まだ読んでないけど)。
「村上海賊の娘」
落ち着いたら是非とも読んでみたいですね。
村上水軍の歴史を堪能した後は、一路しまなみ海道を北上。
みっつさんに教えてもらった身近島キャンプ場!
無料のキャンプ場だそうです。
見晴らしよさそう♪
今日はさらに先に進むのでお預け。
海道沿いでは、手書きのイルカが泳いでいました。
さらに多々良大橋にて、四国へ向かう時には見つけられなかった愛媛県境を発見!
尾道に上陸し、最初来た時に食べられなかった村上お好み焼きに寄りたかったのですが、またもお休み。
(この記事だけで、「村上」って何回書いただろうか。)
細ーい路地を彷徨い、夕食を求める。
この町は、油断するとすぐ階段になります。
徘徊しているうちにラーメン屋さんを発見。
らーめん一楽の「うめだいこんラーメン(670円)」と「一楽ちまき(500円)」。
ラーメンは醤油味に見事なほど梅と大根。
ちまきはおやつや夜食に是非とも欲しい味。
ふぅ~、美味しかった!♪
明日明後日は雨模様の予報なので、福山のネットカフェに逃げ込もうと、国道二号線を東へ逆走。
・・・したまでは良かったのですが、一楽に財布を忘れ30km弱大目に走る羽目に。
一楽さんのお客様とママのおかげで、お財布は奇跡に無事でした。
本当に感謝の一言です、ありがとうございました。
クタクタになりながらネカフェに転がりこもうと、上着のジャージを脱ぐと・・・。
いつから居たんだお前!
刺されると大変、逃がしても周りが大変になるので、無情ですが成仏してもらいました。
ナムナム。。。
走行時間:5:20:48
走行距離:98.49km
平均速度:18.4km/h