諏訪市内のネカフェでプチ沈没。
合計36時間。
豪遊。
さて気を取り直して高遠城を目指す。
その前に諏訪大社に立ち寄りお参り。
調べたら、神殿が4つもあるのな。
上社の前宮と本宮。
下社の春宮と秋宮。
こんなに分かれてるなんて初めて知りました(;’∀’)
今回は道中にある諏訪大社上社 本宮と前宮に寄ってみます。
まずは本宮。
本宮から前宮に行く途中にあった北斗神社。
名前がかっこいい。
旧杖突峠の入り口。
そして前宮。
古代の原住民の信仰にヤマト神話が織り交ざった感じの神社っぽい。
要検証。
お参りも済んで、いざ杖突峠にアタック。
600m弱を登って、峠の茶屋なるところを目指す。
途中の道脇に神々しい峠の守護神が。
中東じみている。
峠の茶屋に着くと、やはりというか、お店が閉まっている。
この中には展望台があるので覗いてみたかったが、来るのが早すぎたようですね(;´Д`)
今回は仕方ないということで先へ進みます。
のどかなというには少し狭い山間の集落を脇目に、152号線を南下。
なにかある…
ポリ案山子。
峠を越えたばかりなので概ね下り。
高遠城の近くまではほぼ自動的に到着。
城跡公園にはループ橋を登り、鬱蒼とした丘の上の小道を抜け漸く入れました。
ここは弘前城と並び、日本有数の桜の名所で有名。
旅してきた中でよく高遠城の話も聞いたが、ほぼ100%、桜が素晴らしいという内容でした。
が、しかし
もちろん今は夏(笑)
緑に包まれた、非常に目に優しい空間となっております。
深緑に茂った公園は、昼前だというのに殆ど人もおらず、寂しい限り。
人っ子一人として居ない
と思いきや
野良犬が一頭。
首輪はあるっぽかったけど、周りを見渡しても人影なし。
さらに蜘蛛の巣だらけだったので、はぐれ犬でしょうか。
目立った遺構は、本丸・二の丸の曲輪あとや空堀といったところで、全体的に普通の公園といった感じ。
公園を後にスタンプを押しに歴史博物館へ。
階段じゃねーかアブねー
気を取り直して別ルート。
ここに来る前は、池波正太郎・著「真田太平記」の出だしの舞台だったような記憶が。
あと天地明察を読んで、初代会津藩主・保科正之公(徳川秀忠の隠し子)が高遠で育ったこと。
しかしこの博物館で一番驚いたのは、映画「大奥」の舞台だったということ。
ドラマも映画も見たことはないのですが、話題性抜群の作品だったので、CMとかはよく見てました。
なんでも、大奥を騒がせた張本人が流され監禁された場所がここだそうな。
歴史的背景
・6代将軍、7代将軍の時代には幕府財政は悪化の一途を辿っていた。
・一因として大奥の政治的発言力の高まりに比例しての浪費の増加。
・一方城下では、商人による文化・経済が発達しており、商圏を伸ばそうと大奥にパイプを求めた。
・化粧品や見世物など、大奥に勧められる贅沢品。膨らむ浪費。乱れる風紀。
・さすがに見かねた幕府は、女中頭の絵島が見世物小屋に行き、門限を破ったことに厳罰を下す。
・この絵島が流された地が高遠の地。
・そして世直し将軍・吉宗の誕生に繋がる。
高遠のお勉強を終わったところで、再び国道へ。
152号先輩、くっそきついっす。
高遠町を離れると、補給ポイントが皆無。
そして激坂の連続。
マジ吐きそう。
汗だくになりながら、磁場ゼロと言われる分杭峠、到着!
人気のパワースポットということで来てみたのですが、なにもありません(;’∀’)
景色はいいです(笑)
一息ついて、早々に後にします。
県道に入ってキャンプ場へ。
悲しいかな、峠とキャンプ場は標高が同じなのに、いったん高遠城と同じくらいの高さまで降りなければならないのだ(´;ω;`)
杖突峠、分杭峠、陣馬形山と、今日一日で500m超のクライムを三回。
非常に歯ごたえのある行程でした。
しかしそれ以上の感動が、陣馬形山にはありました。
これは凄い。
眼下には伊那谷に広がる駒ケ根市の町並み。
目の前にはそそり立つ中央アルプス。
後ろには、南アルプスの山々。
誠に圧巻です。
キャンプ場は無料。
水ありトイレあり。
非常にありがたいですね♪
くれぐれも綺麗に使いましょう。
暗くなると、谷に広がる夜景。
電波塔。
頭上に天の川、眼下に天竜川。
夢中になって撮っていると、いつの間にか停電かと見紛うほどに真っ暗に。
津波か洪水のように、巨大で濃いガスが谷を飲み込み、1400mあるこの山まで覆い始めました。
まるで大蛇に一飲みされたような感覚。
興奮冷めやらぬままテントに戻りましたが、さすがに疲れが現れ、気を失うように眠ってしまいました。
いやー、濃い一日( ´艸`)
走行時間:6:54:55
走行距離:82.3km
平均時速:11.9km/h